2010年異常高水温に関する情報No2

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平成22年10月14日

1.これまでの各地区の高水温の状況

(1)岩手県における定地水温の推移(8月1日~10月13日)

(2)高水温(23℃以上)の日数(各地の定地水温データ8月1日~9月30日)

地区 野田湾 山田湾 船越湾 釜石湾 大船渡湾 広田湾
日数 28日 4日 8日 19日 17日 16日

2.今後に予想される県内の養殖生産における影響及び対応

今後下記の2種類の養殖に影響が出る恐れがありますので、水産技術センターの大漁ナビの定地水温や表面水温の衛星画像、地元漁協のワカメ栄養塩調査の結果等の情報に注意して作業をしてください。

(1)ホタテガイ養殖

むつ湾での大量斃死の情報がマスコミ報道で伝えられていますが、これまでのところ県内での大量斃死はありません。水温が下降してはいますが、例年に比べ依然として2℃程度高い状況です。高水温の影響により、今後は、稚貝、半成貝の生育の遅れ、成貝の貝柱歩留まりの低下や生残率の低下が予想されています。
対応としては、今後の作業(耳吊り、付着物除去等)の際は、できるだけ流水水量の確保などに努め十分注意して行ってください。

(2)ワカメ養殖

現在、各地の漁協では、海水の栄養塩の測定を始めています。当センターの釜石地域の測定では、栄養塩は、例年並の値となっていますが、表層と底層水の混合時期に当たっており、変動が激しい時期ですので、漁協の栄養塩測定結果等を参考に芽出しのための垂下水深の調整は十分注意して行ってください。