2017年度 サンマ長期漁海況予報(漁況情報号外)

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平成29年8月7日発行

対象海域:北西太平洋(道東海域から三陸海域)

対象漁業:サンマ棒受網

来遊量:来遊量は前年を下回る。漁期前半(10月上旬まで)は前年を上回り、漁期後半(10月中旬以降)は前年を下回り、低調に推移する。

魚体:1歳魚の割合は漁期前半が高く、漁期後半が低い。漁期全体としては1歳魚の割合は前年よりも低い(1歳魚の体長は、6月~7月の漁期前調査時におおむね27cm以上、8月以降の漁期中は28cm以上)。

漁期・漁場:大型船出漁直後(8月下旬)の漁獲量は道東海域よりも北東の海域に形成される。9月中旬になると一時的に漁獲量が増加するものの、その後は低調に推移する。漁場は道東沿岸の親潮第1分枝沿いに形成され、三陸海域への魚群の南下時期は前年よりも早く、漁場形成は10月上旬となる。

7月28日に国立研究開発法人水産研究・教育機構から平成29年度第3回東北海区海況予報、8月4日に水産庁から平成29年度サンマ長期漁海況予報が発表されましたので紹介します。

海況(平成29年8~9月)

親潮第1分枝の南限はかなり南偏で推移し、三陸近海に冷水域が残る。
親潮第2分枝の南限はかなり南偏~かなり北偏で推移する。
津軽暖流の下北半島東方への張り出しは平年並み~極めて弱勢で推移する。
常磐はるか沖の暖水塊は消滅する。

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図1 9月中旬予測水温分布図

漁況(平成29年8~12月)

来遊量は前年を下回る。
漁期前半の来遊量は前年を上回るものの、漁期後半は前年を下回り、低調に推移する。
前年よりも沿岸よりに漁場が形成される。

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図2 水産研究・教育機構が6月~7月に実施した漁期前分布量調査におけるサンマの分布状況(上段)と経度10度毎の体長組成(下段)
赤は1歳魚、青は0歳魚を示している。

ご意見等は、漁業資源部(担当: 川島、児玉、清水)までお寄せ下さい。

詳しくは下記のURLからご覧ください。
・平成29年度 サンマ長期漁海況予報
URL: http://tnfri.fra.affrc.go.jp/press/h29/20170804/20170804sanmayohou.pdf
・平成29年度 第3回 東北海区海況予報
URL: http://abchan.fra.go.jp/gk29/20170728.pdf