令和元年7月11日
県南部沖20～50海里の100m深水温は平年より最大4℃程度低め
1.水温分布(図1、付表)
1) 本県沿岸10海里以内の表面水温は14～17℃台。前年は16～21℃台であった。
2) 5℃以下の水温帯は、表面では分布がみられなかった。100m深では黒埼定線の70海里、尾埼定線の20～40海里、椿島定線の30～70海里で分布がみられた。
3) 15℃以上の水温帯は、表面では全県にわたって広く分布がみられた。100m深には分布がみられなかった。
図1 水温の分布(観測日 令和元年7月1～9日)
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表面
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100m深
2. 平年偏差(図2)
1) 本県沿岸10海里以内は、表面では最大1℃程度高め、100m深では県北部から県中部で最大2℃程度高め、県南部で最大1℃程度低めであった。
2) 表面水温は、県北部から県中部沖20～50海里で最大1℃程度高めであった。
3) 100m深水温は、県北部から県中部沖の20～50海里で最大5℃程度高め、県南部沖20～50海里で最大4℃程度低めであった。
図2 水温の平年偏差
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表面
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100m深
3.水温の鉛直分布(図3、付表)
1) 本県沿岸10海里以内は、黒埼定線で10～16℃台、トドヶ埼定線で3～16℃台、尾埼定線で3～17℃台、椿島定線で10～17℃台であった。
2) 5℃以下の水温帯は、尾埼定線の20～40海里の75m以深に分布していた。椿島定線では30～40海里の50m以深に分布していた。
3) 15℃以上の水温帯は、沿岸域から沖合域まで表面に広く分布がみられた。
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黒埼
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トドヶ埼
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尾埼
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椿島
図3 水温の鉛直分布(観測日 令和元年7月1～9日)
黒埼及び椿島定線は200海里まで、トドヶ埼、尾埼定線は70海里まで観測。
4．統計的手法を用いた翌月の水温予測(詳細はPDF版に掲載)
8月は、100m深は県北部沖合域でやや高め、各0海里定点の10m深は平年並みと予測
1予測時期
・8月上旬
2予測海域
・100m深水温は、黒埼定線、トドヶ埼定線、尾埼定線、椿島定線の距岸5、10、20、30、40、50海里(合計24定点)。
・10m深水温は、各定線の0海里定点(合計4定点)