2019年度漁況情報No9

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スルメイカ(定置網、いか釣)の水揚は、過去5年平均を下回っています。

令和元年8月~9月のスルメイカの来遊量の見通しが発表されました。

1.7月下旬水揚状況:県内主要6港(久慈、宮古、山田、大槌、釜石、大船渡)集計値)

(1)ブリ(定置網)


※ 水揚は大船渡が中心となっています。

(2)スルメイカ(定置網)


※ 水揚は大船渡及び山田が中心となっています。

(3)スルメイカ(いか釣)


※ 水揚は大船渡が中心となっています。

2.その他の情報

令和元年7月25日に国立研究開発法人 水産研究・教育機構より「2019年度 第1回 太平洋スルメイカ長期漁況予報」が発表されましたので、内容を紹介します。

三陸海域におけるスルメイカの今後の見通し(令和元年8月~9月)
1 来遊量 :前年を下回る。
2 漁期・漁場:対象期間を通じて漁場となる。
3 魚体 :前年より小さい。
※ 対象漁業:いか釣り、底びき網、定置網、まき網
※ 対象魚群:冬季発生系群(2019年級群)

(1)予報の概要
令和元年6月上旬~7月上旬に実施した漁場一斉調査と日本海スルメイカ北上期調査の結果、および6月までの漁況経過の結果を主要な情報として、8~9月のスルメイカの来遊量を予測したものです。
(2)常磐~三陸海域における見通しについて
この海域の漁獲対象資源は、太平洋沿岸域を北上する群れを主体に、津軽海峡を通って来遊する日本海由来の群れも含まれると考えられています。
三陸周辺海域(41゜N以南、143゜E以西)におけるいか釣り調査でのCPUE(いか釣り機1台1時間当たり漁獲尾数)は、漁獲の無かった前年を上回ったが、全13調査点での総漁獲尾数は8尾であったことに加えて(前年は全8点で漁獲無し)、6月までの水揚げ量はほとんどの漁港で前年を下回ったことから、太平洋沿岸域を北上する群れの来遊量は前年を下回ると予測されます(下図)。6月下旬~7月上旬に日本海の津軽海峡西口周辺海域(39゜N~42゜N、138゜E~140゜E)で実施されたいか釣り調査の結果は前年を下回ったことから、日本海由来の来遊量も前年を下回ると予測されます。以上のことから、常磐~三陸海域への来遊量は前年を下回ると予測されます(前年の漁獲量は近年5年平均の漁獲量を下回っていた)。
魚体サイズは、日本海でのいか釣り調査結果、および6月までの漁獲物組成の情報から、前年より小型の個体が主体になると考えられます。

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図. 太平洋におけるいか釣り調査によるスルメイカのCPUE

ご意見等は、漁業資源部(担当: 相生)までお寄せ下さい。

本予報の詳細については、国立研究開発法人 水産研究・教育機構ホームページ
(URL:http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr2019/20190725_t/index.html)
を御参照願います。