平成29年12月28日発行
岩手県水産技術センター展示水槽を紹介します
ニホンウナギ
(ウナギ目ウナギ科)
Anguilla japonica
北海道以南の日本各地に生息する。主に川で育ちマリアナ諸島沖で産卵する。夜行性で、塩ビパイプの中が落ち着くようです。
ウマヅラハギ
(フグ目カワハギ科)
Thamnaconus modestus
積丹半島、相模湾以南、東シナ海・南シナ海に分布。水深200m以浅の沿岸に生息する。食用になり、刺身、チリ鍋、煮つけなど、かなり美味。久慈副所長の手から器用にイガイを食べるウマヅラハギ。まもなく飼育2年になります。
ボラ
(ボラ目ボラ科)
Mugil cephalus
日本各地の沿岸域の浅所や河川下流域までに生息する。高級食材のカラスミは卵巣を塩漬けし、干したもの。
クサウオ
(カサゴ目クサウオ科)
Liparis tanakai
長崎県、瀬戸内海~北海道南部、東シナ海、黄海に分布。水深120m以浅に生息する。産卵期は12~3月。寿命は1年と推定される。
エゾイソアイナメ
(タラ目チゴダラ科)
Physiculus maximowiczi
沿岸から水深600m付近にまで幅広く生息する。北日本ではドンコと呼ばれ、鍋物などの材料とされる。
カワハギ
(フグ目カワハギ科)
Stephanolepis cirrhifer
北海道以南、東シナ海に分布。水深200m以浅の沿岸に生息する。刺身の肝あえなど、美味。
フサギンポ
(スズキ目タウエガシ科)
Chirolophis japonicus
山陰地方、岩手県以北の海底から岩の割れ目などに生息する。この個体はとても人になついています。
クサフグ
(フグ目フグ科)
Takifugu niphobles
青森県~沖縄に分布。水深50m以浅に生息する。筋肉と精巣は弱毒、皮と内臓に毒がある。砂に潜る習性がある。
マナマコ
岩手県沿岸ではアカナマコと呼んでいます。ナマコを生食する習慣があるのは日本ぐらい。酒の肴のコノワタは腸を塩漬けしたもの。
キタムラサキウニ(左)エゾバフンウニ(右)
岩手県沿岸で食用にするウニの代表。