各部紹介-漁業資源部

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<取り組んでいること>
〇 漁海況の中長期的な変化とその要因に関する研究
〇 漁獲が増加している資源の有効利用に関する研究
〇 海洋環境の変化に対応したサケ増殖技術に関する研究

海洋観測データ(水深別の水温・塩分濃度)や衛星水温画像等を利用し、変化する海洋環境に対応した持続的水産資源の利用に向けた研究とその広報に取り組んでいます。

令和7年度の主な取組

海況変動に関する研究

4月中旬の東北海域の海況図
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※(一社)漁業情報サービスセンター
黒潮続流(暖かい水)により親潮(冷たい水)の三陸沿岸への接近が左右されます。
水温等の年変動が大きい
岩手丸の定線観測による0m層の年平均水温(※)の推移
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※年平均水温:観測した水温データの1年分を平均した水温
S48年以降、海面水温が徐々に上昇していました。
継続した観測予測手法の開発に取り組みます。

水揚量が増えている魚種

タチウオ ひき縄用漁具
〔深度調節や生エサの使用など北上丸で試験操業〕


南方系の魚種が漁獲される機会が増えています。
新たに利用できる魚種を効率的に漁獲する漁法の開発・検証に取り組みます。

サケの増殖技術

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北海道沖合移送放流
三陸から北海道沿岸で発生する減耗の低減が可能か?
岩手丸で運搬
サケ稚魚の生残に厳しい環境に変化しています。
⇒ 強靱なサケ稚魚を放流し、初期減耗の低減に取り組みます。

※漁業資源部 紹介
PDF版

※漁業資源部へのお問い合わせ
電話番号:0193-26-7915