岩手県水産技術センターWeb

当センターの寺本沙也加専門研究員が、令和6年度岩手県三陸海域研究論文知事表彰事業において、岩手県三陸地域を対象とした海洋研究として優れた内容のものに贈られる「岩手県知事賞」を受賞し、1月14日に岩手県庁で表彰されました。

この賞は、岩手県が三陸沿岸への研究人材の集積や海洋・水産研究の活性化を図るため、平成21年度から若手研究者を対象に実施しているもので、岩手県知事賞を岩手県職員が受賞したのは今回が初めてでした。

論文のタイトルは「ヨーロッパヒラガキの三陸沿岸海域への移入と定着状況について」。1952年にオランダから養殖試験のため持ち込まれ、その後東日本大震災により国内から消滅したと考えられていた 「ヨーロッパヒラガキ」が、岩手県山田湾をはじめ県内7つの湾に定着していることを明らかにしたものです。