令和6年9月24日
水温は上昇しており、平年値よりも高くなっていました。
塩分は緩やかに低下して平年値に近づいていますが、平年値よりも高めとなっていました。
9月9日に実施した釜石湾内観測結果をお知らせします。
湾内全域の表層から15m層の水温は21～25℃台となり、平年(平成25～令和5年度の平均値)値よりも高くました。
塩分は33台に低下していましたが、平年よりも高めとなっていました。
最も深いSt.4(白浜沖)の溶存酸素量は、48m深で水産用水基準値の「内湾漁場の夏季底層において最低限維持しなければならない」4.3mg/L台となり、それ以深では4.3mg/Lを下回り海底直上1m(54m深)では3.5mg/Lとなっていました。最高水温期ですが上層の水温が平年より高いため、今後の注意が必要です。
-
図 水温、塩分、溶存酸素量の鉛直分布
-
図1 釜石湾調査定点図
※St.1からSt.4（○）において透明度の観測や表層0mから海底上1mの水質を観測した。
-
図2 透明度の比較（前年同月）
-
図3 St.1（垂水）の水温及び塩分の推移
-
図4 St.2（湾北部）の水温及び塩分の推移
-
図5 St.3（石浜）の水温及び塩分の推移
-
図6 St.4（白浜沖）の水温及び塩分の推移
-
図7 5m層のクロロフィル蛍光値
※水質計で測定した値であり、正確な濃度ではありません。湾内の相対的な比較としてご利用ください（月をまたいでの比較はできません）。
-
図8 10m層のクロロフィル蛍光値
※水質計で測定した値であり、正確な濃度ではありません。湾内の相対的な比較としてご利用ください（月をまたいでの比較はできません） 。
-
図9 15m層のクロロフィル蛍光値
※水質計で測定した値であり、正確な濃度ではありません。湾内の相対的な比較としてご利用ください（月をまたいでの比較はできません） 。
