令和7年2月20日
10海里以内の表面水温は「平年並」~「やや高い」となっている。
1. 水温分布(図1、図2、付表)
1)10海里以内の表面水温は6~8℃台。前年は7~16℃台であった。100m深水温は6~9℃台。前年は7~14℃台であった。
2)5℃以下の水温帯は、表面、100m深ともに分布がなかった。
3)10℃以上の水温帯は、表面では椿島定線の20海里に分布していた。100m深では分布がなかった。
※ 図1の「表面水温図」について、製図ソフトウェアのデータ補完によって、10℃台の水温帯が表示されておりませんが、椿島定線20海里において観測されています。
図1 水温の分布(令和7年2月12~16日)
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表面
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100m
図2 水温の分布(令和6年2月5~8日)
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表面
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100m
2. 平年偏差(図3)
1)10海里以内の表面水温は「平年並」~「やや高い」であった。100m深水温は「やや低い」~「やや高い」であった。
2)10海里以遠の表面水温は、黒埼定線及び椿島定線20海里が「やや高い」、トドヶ埼定線及び尾埼定線20海里が「平年並」であった。
100m深水温は、各定線20海里が「平年並」であった。
図3 水温の平年偏差
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表面
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100m
※ 5海里より沿岸は水深が100m未満。Kriging法により外挿して表示。
3.水温の鉛直分布(図4、付表)
1)本県沿岸10海里以内は、黒埼定線で6~9℃台、トドヶ埼定線で4~9℃台、尾埼定線で4~8℃台、椿島定線で8℃台であった。
2)5℃以下の水温帯は、黒埼定線及び椿島定線の20海里の300m深に、トドヶ埼定線及び尾埼定線の10~20海里の300m深に分布していた。
3)10℃以上の水温帯は、椿島定線20海里の10m以浅に分布していた。
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黒埼
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トドヶ埼
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尾埼
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椿島
図4 水温の鉛直分布(令和6年2月12~16日)
4.統計的手法を用いた翌月の水温予測
精度の改善が見られるまでお休みします。