令和7年6月17日
10海里以内の表面水温は10~15℃台で黒埼定線の5~10海里定点を除き、平年並み~2℃程度高めとなっている。
1. 水温分布(図1、図2、付表)
1)10海里以内の表面水温は10~15℃台。前年は11~13℃台であった。100m深水温は8~10℃台。前年は9~10℃台であった。
2)5℃以下の水温帯は、表面では分布がなく、100m深では黒埼定線の20~40海里定点に分布していた。
3)15℃以上の水温帯は、表面では黒崎定線の70海里定点、トドヶ埼定線の30海里定点及び70海里定点、尾埼定線の20~30海里定点及び50~70海里定点、椿島定線の10海里定点及び30~70海里定点に分布しており、100m深では分布がなかった。
図1 水温の分布(令和7年6月3、9~10日)
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表面
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100m
図2 水温の分布(令和6年5月30~31日、6月6日)
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表面
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100m
2. 平年偏差(図3)
1)10海里以内の表面水温は黒埼定線の5~10海里定点で1℃程度低めであり、その他は平年並み~2℃程度高めであった。100m深水温は平年並~1℃程度高めであった。
2)10海里以遠の表面水温は、トドヶ埼定線の20海里定点で2℃程度低めであり、その他は平年並~2℃程度高めであった。
100m深水温は、黒埼定線の20~30海里定点で1~2℃程度低めであり、その他は平年並~5℃程度高めであった。
図3 水温の平年偏差
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表面
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100m
※ 5海里より沿岸は水深が100m未満。Kriging法により外挿して表示。
3.水温の鉛直分布(図4、付表)
1)本県沿岸10海里以内は、黒埼定線で6~14℃台、トドヶ埼定線で3~12℃台、尾埼定線で3~14℃台、椿島定線で10~15℃台であった。
2)5℃以下の水温帯は、黒埼定線では20~50海里定点の50m以深に、トドヶ埼定線では10~20海里定点の200m以深に、尾埼定線では10海里定点及び30~40海里定点の300m以深に、椿島定線では20~40海里定点の200m以深及び70海里定点の300m以深に分布していた。
3)10℃以上の水温帯は、黒埼定線の10m以浅及びその他の定線の100m以浅を中心に分布していた。
図4 水温の鉛直分布(令和7年6月3、9~10日)
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黒埼
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トドヶ埼
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尾埼
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椿島