令和7年9月5日
表面水温はすべての定点で23℃以上であり、50海里以内の定点では平年より1~4℃程度高くなっている
1. 水温分布(図1、図2、付表)
1)10海里以内の表面水温は23~24℃台。前年は22~23℃台であった。100m深水温は11~14℃台。前年は8~15℃台であった。
2)5℃以下の水温帯は、表面及び100m深ともに分布がなかった。
3)20℃以上の水温帯は、表面では観測海域の全域に分布していた。100m深では分布がなかった。
図1 水温の分布(令和7年8月28~29日、9月1~2日)
-
表面
-
100m
図2 水温の分布(令和6年9月3日~5日)
-
表面
-
100m
2. 平年偏差(図3)*平年値:1991年~2020年の平均値
1)10海里以内の表面水温は1~3℃程度高めであった。100m深水温は椿島定線の5海里定点で2℃程度低く、10海里定点で平年並であるほか、その他の定点では1~3℃程度高めであった。
2)10海里以遠の表面水温は1~4℃程度高めであった。100m深水温は、黒埼定線の20~30海里定点、トドヶ埼定線の30海里定点、椿島定線の20~50海里定点で平年並であり、その他の定点では1~5℃程度高めであった。
図3 水温の平年偏差
-
表面
-
100m
※ 5海里より沿岸は水深が100m未満。Kriging法により外挿して表示。
3.水温の鉛直分布(図4、付表)
1)本県沿岸10海里以内は、黒埼定線で12~24℃台、トドヶ埼定線及び尾埼定線で3~24℃台、椿島定線で9~24℃台であった。
2)5℃以下の水温帯は、黒埼定線では20~40海里定点の200m以深に、トドヶ埼定線では10~40海里定点の300m以深に、尾埼定線では10~30海里定点の300m以深に、椿島定線では、20~40海里定点の300m以深に分布していた。
3)20℃以上の水温帯は、すべての定点の10m以浅を中心に分布していた。
図4 水温の鉛直分布(令和7年8月28~29日、9月1~2日)
-
黒埼
-
トドヶ埼
-
尾埼
-
椿島