令和7年11月11日
表面水温は黒埼定線の70海里定点を除く、広い範囲で15℃以上となっており、10海里以内では、黒埼定線で平年並みであり、その他定線で1～2℃程度高い
1. 水温分布(図1、図2、付表)
1)10海里以内の表面水温は15～18℃台。前年は14～19℃台であった。100m深水温は12～16℃台。前年は11～17℃台であった。
2)5℃以下の水温帯は、表面及び100m深ともに分布がなかった。
3)15℃以上の水温帯は、表面では黒埼定線の70海里定点を除くすべての定点に分布していた。100m深では尾埼定線の10海里定点に分布していた。
図1 水温の分布(令和7年10月29～30日、11月4～5日)
-
表面
-
100m
図2 水温の分布(令和6年10月30日～11月6日)
-
表面
-
100m
2. 平年偏差(図3)*平年値：1991年～2020年の平均値
1)10海里以内の表面水温は、黒埼定線では平年並み、その他の定線では、1～2℃程度高めであった。100m深水温は椿島定線の5～10海里定点で1℃程度低く、黒埼定線の5～10海里定点並びにトドヶ埼及び尾埼定線の5海里定点で平年並みであり、トドヶ埼及び尾埼定線の10海里定点で1～2℃程度高い。
2)10海里以遠の表面水温は、椿島定線の50海里定点で平年並みであり、その他の定点では、1～3℃程度高めであった。100m深水温は、黒埼定線の20海里及び50海里定点、トドヶ埼定線の40～50海里定点、尾埼定線の30海里及び50海里定点並びに椿島定線の20～30海里及び50海里定点で平年並みであり、その他の定点では1～4℃程度高めであった。
図3 水温の平年偏差
-
表面
-
100m
※ 5海里より沿岸は水深が100m未満。Kriging法により外挿して表示。
3.水温の鉛直分布(図4、付表)
1)本県沿岸10海里以内は、黒埼定線で12～16℃台、トドヶ埼定線で3～18℃台、尾埼定線で4～19℃台、椿島定線で10～18℃台であった。
2)5℃以下の水温帯は、黒埼定線の20～30海里定点の300m以深及び70海里定点の150m以深、トドヶ埼及び尾埼定線の10～50海里定点の300m以深並びに椿島定線の20～50海里定点の300m以深に分布していた。
3)15℃以上の水温帯は、黒埼定線の70海里定点を除くすべての定点の50m以浅を中心に分布していた。
図4 水温の鉛直分布(令和7年10月29～30日、11月4～5日)
-
黒埼
-
トドヶ埼
-
尾埼
-
椿島
