2026年サケ稚魚放流情報No1

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令和8年2月16日

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2月上旬の各湾内の表面水温は6~8℃台で、越喜来湾、唐丹湾、宮古湾で平年並、山田湾で平年よりも高め、大船渡湾、野田湾で平年よりも低めとなりました。また、動物プランクトン沈殿量は、大船渡湾、越喜来湾、宮古湾、野田湾は平年よりも多い傾向であり、その傾向は大船渡湾で顕著でした。

現在、襟裳岬沖から5℃未満の非常に冷たい水が県北部海域に波及しつつあります。今後、同冷水は縮退する予測ですが、早期放流を検討している場合は、その動向にご注意ください。既に十分なサイズ(4g以上)となった稚魚については、過密飼育等の影響が懸念されるため、随時、放流を検討してください。

1.表面水温(℃)

  野田湾※1 宮古湾 山田湾 唐丹湾 越喜来湾 大船渡湾
観測値(2/3,5) 7.4 7.7 8.6 8.9 8.7 6.1
平年*2 8.2 7.5 7.8 8.6 8.5 7.7
前年同期 8.8 9.6

2月上旬の各湾の表面水温は6~8℃台でした(図1)。特に、大船渡湾では平年と比較して1℃以上低くなりました。なお、前年同期は荒天のため、欠測でした。

2.動物プランクトン沈殿量(ノルパックネット鉛直20m曳き、mL/m3)

  野田湾※1 宮古湾 山田湾 唐丹湾 越喜来湾 大船渡湾
観測値(2/3,5) 0.17 0.33 0.16 0.13 0.26 1.19
平年*2 0.09 0.14 0.11 0.12 0.17 0.36
前年同期 0.07 0.13

2月上旬は全体的に沈殿量が少ない時期ですが、平年と比較して多い傾向の湾が多く、特に大船渡湾では、3月下旬~4月上旬並みに多くなりました(図1)。なお、前年同期は荒天のため欠測でした。
現在、本県北部海域に5℃未満の非常に冷たい水が波及しております(図2)。今後、同冷水は縮退する予測です(図3)が、今後の動向にご注意ください。ふ化場によっては、早期の採卵群が既に4gを超過しているところですが、稚魚が大型になるほど、過密飼育による健苗性の低下や発病等の飼育リスクが高くなりますので、稚魚の観察を行いながら放流を検討してください。

3.その他

(1) 北上丸による沿岸海洋観測・動物プランクトン発生状況調査(5湾)及び当センター並びに県北広域振興局水産部による野田湾の観測調査によるものです。
(2) いわて大漁ナビ(https://www.suigi.pref.iwate.jp/)の定地水温情報・衛星画像や当センター発行の海況情報等も参考にしてください。
※1 野田湾は2月10日に観測・調査を実施、動物プランクトン沈殿量はネットを2回曳いて測定。
※2 平年は過去20~23年間の同期の平均値。野田湾はH17、H19及びR3~7の7年間の調査結果の平均値。

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図1 6湾における動物プランクトン沈殿量及び表面水温の月旬毎の変化
※水温値が欠落している箇所は欠測であり、併せて同期の沈殿量データも欠落している。
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図2 令和8年2月15日の海面水温図
※気象庁HP(気象庁 | 海面水温実況図 (jma.go.jp))より引用
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図3 令和8年3月1日の100m深水温予想図
※気象庁HP(気象庁 | 海面水温実況図 (jma.go.jp))より引用

漁業資源部(担当:岡部)
TEL: 0193-26-7915