2026年サケ稚魚放流情報No2

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令和8年2月27日

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2月下旬の各湾内の表面水温は6~7℃台で、各湾ともに前年よりも低くなりました。また、動物プランクトン沈殿量は、大船渡湾、山田湾、野田湾で平年よりも多い傾向にあり、特に大船渡湾で顕著でした。

5℃未満の冷水は本県沿岸から離れ、3月中旬にかけて縮退する見込みです。放流にあたっては、各湾の動物プランクトン量を注視してください。また、既に十分なサイズ(4g以上)となった稚魚については、過密飼育等の影響が懸念されるため、随時、放流を検討してください。

1.表面水温(℃)

  野田湾※1 宮古湾 山田湾 唐丹湾 越喜来湾 大船渡湾
観測値(2/18,20) 7.5 7.8 7.4 7.7 6.9
平年*2 7.6 6.7 6.7 6.8 7.1 7.2
前年同期 8.8 7.2 8.6 8.5 8.3 7.5

2月下旬の各湾内の表面水温は6~7℃台で、各湾ともに前年よりも低くなりました(図1)。なお、宮古湾は荒天のため、今期は欠測となりました。

2.動物プランクトン沈殿量(ノルパックネット鉛直20m曳き、mL/m3)

  野田湾※1 宮古湾 山田湾 唐丹湾 越喜来湾 大船渡湾
観測値(2/18,20) 0.2 0.4 0.13 0.2 1.52
平年*2 0.07 0.25 0.24 0.2 0.26 0.43
前年同期 0.13 0.03 0.1 0.03 0.13 0.03

2月下旬は全体的に沈殿量が少ない時期ですが、野田湾、山田湾及び大船渡湾では、平年と比較して多くなりました。特に大船渡湾では、2月上旬から引き続き、3月下旬~4月上旬並みに多くなりました(図1)。なお、宮古湾は荒天のため、今期は欠測となりました。
先週にかけて、5℃未満の非常に冷たい水が黒崎からトドヶ埼に接岸していましたが、現時点では岸から離れております(図2)。今後、同冷水はゆっくりと縮退する予測です(図3)。3月の本県沿岸域は、極端な低・高水温環境にはなりにくいと予想されますが、放流時には各湾の動物プランクトン量を注視する必要があります。また、稚魚が4g以上となる場合は、過密飼育による健苗性の低下や発病等のリスクが高くなりますので、密度や換水率を確認しつつ、放流を検討してください。

3.その他

(1) 北上丸による沿岸海洋観測・動物プランクトン発生状況調査(5湾)及び当センター並びに県北広域振興局水産部による野田湾の観測調査によるものです。
(2) いわて大漁ナビ(https://www.suigi.pref.iwate.jp/)の定地水温情報・衛星画像や当センター発行の海況情報等も参考にしてください。
※1 野田湾は2月24日に観測・調査を実施、動物プランクトン沈殿量はネットを2回曳いて測定。
※2 平年は過去20~23年間の同期の平均値。野田湾はH17、H19及びR3~7の7年間の調査結果の平均値。

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図1 6湾における動物プランクトン沈殿量及び表面水温の月旬毎の変化
※水温値が欠落している箇所は欠測であり、併せて同期の沈殿量データも欠落している。

漁業資源部(担当:岡部)
TEL: 0193-26-7915