2026年サケ稚魚放流情報No6

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令和8年4月30日

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各湾の表面水温は7~10℃台であり、大船渡湾を除いて平年よりも低くなりました。動物プランクトン沈殿量は、南側の湾(唐丹湾~大船渡湾)では平年よりも少なかった一方、北側の湾(野田湾~山田湾)では平年よりも多くなりました。特に、宮古湾・山田湾における動物プランクトン量は著しく増加しました。

1.表面水温(℃)

  野田湾※2 宮古湾 山田湾 唐丹湾 越喜来湾 大船渡湾
観測値(4月下旬) 9.3 8.6 7.7 7.6 7.8 10.6
平年*3 9.4 9.0 9.3 8.8 8.9 10.2
前年同期 9.3 9.5 9.5 9.5 12.1
前回観測値(4月上旬) 8.5 7.3 8.0 8.0 8.1 10.1

各湾内の表面水温は7~10℃台であり、大船渡湾を除いて平年よりも低くなりました(図1)。4月上旬の観測・調査と比べると、山田湾を除いて水温が0.3~1.3℃上昇しました。

2.動物プランクトン沈殿量(ノルパックネット鉛直20m曳き、mL/m3)

  野田湾※2 宮古湾 山田湾 唐丹湾 越喜来湾 大船渡湾
観測値(4月下旬) 1.32 9.31 6.06 0.46 0.66 0.26
平年*3 0.45 2.28 1.30 1.94 2.74 1.20
前年同期 0.92 0.86 0.83 0.93 0.40
前回観測値(4月上旬) 0.63 1.72 1.93 0.93 0.99 1.78

動物プランクトン沈殿量は、南側の湾(唐丹湾~大船渡湾)では平年よりも少なかった一方、北側の湾(野田湾~山田湾)では平年よりも多くなりました(図2)。4月上旬の観測・調査と比べると、南側の湾(唐丹湾~大船渡湾)では、0.33~1.52mL/m3減少した一方、北側の湾(野田湾~山田湾)では0.69~7.59mL/m3増加し、特に宮古湾・山田湾において著しく増加しました。
今後、津軽暖流が流入し、水温が上昇する見込みであることから、十分なサイズに育ったサケ稚魚は放流を検討してください。
今年度も漁業指導調査船「北上丸」による火光利用敷網調査及び「岩手丸」による表層トロール調査を実施し、放流後のサケ稚魚の追跡を継続する予定です。

3.その他

(1) 北上丸による沿岸海洋観測・動物プランクトン発生状況調査(5湾)及び当センター並びに県北広域振興局水産部による野田湾の観測調査によるものです。
(2) いわて大漁ナビ(https://www.suigi.pref.iwate.jp/)の定地水温情報・衛星画像や当センター発行の海況情報等も参考にしてください。
※1 宮古湾・山田湾は4月23日、唐丹湾・越喜来湾・大船渡湾は4月24日に観測・調査を実施。
※2 野田湾は4月27日に観測・調査を実施、動物プランクトン沈殿量はネットを2回曳いて測定。
※3 平年は過去20~23年間の同期の平均値。野田湾はH17、H19及びR3~7の7年間の調査結果の平均値。

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図1 6湾における動物プランクトン沈殿量及び表面水温の月旬毎の変化
※水温値が欠落している箇所は欠測であり、併せて同期の沈殿量データも欠落している。
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図2 令和8年4月29日の海面水温図
※気象庁HP(気象庁 | 海面水温実況図 (jma.go.jp))より引用
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図3 令和8年5月13日の海面水温予想図
※気象庁HP(気象庁 | 海面水温実況図 (jma.go.jp))より引用

漁業資源部(担当:及川)
TEL: 0193-26-7915