令和8年9月24日
協力機関:沿海振興局水産部・水産振興センター、関係漁業協同組合
唐丹湾におけるホタテガイ稚貝の付着盛期は5月下旬頃とみられました。最大付着数は過去5年間で最も少なくなりました。
付着盛期調査
唐丹湾の調査定点において、ホタテガイ採苗器を4月9日、4月28日、5月13日、5月27日、6月10日および6月25日に垂下し、9月1日に一斉に回収して稚貝の付着状況を調査しました。
結果
○付着盛期は5月下旬頃と推定されました。
○稚貝の付着数は5月27日垂下分で最大となり、318個/袋でした(図1)。直近5年間では最も少ない付着数となりました(図2)。
○ホタテガイやイガイ類を捕食する食害生物は5月13日垂下分で最も多くなりました(1袋あたりコツブムシ1個体、カニ2個体)。


<稚貝の採取・分散の注意点>
○採取・分散は、海水の塩分が低くなる雨の日や雨後を避け、稚貝の体力を消耗させないように水温25℃以上の場合は実施しないなど、水温の動向を確認しながら丁寧かつ速やかに作業を進めてください。
○採取する稚貝の大きさは殻長9mm以上とし、可能な範囲で早めの採取・分散を心がけましょう。
○変形貝を防ぐため、玉ねぎ袋の底にたまった稚貝は使わないようにしましょう。
○分散作業で使用するポンプアップした海水は、工事等による濁りの影響がないことを確かめて使用してください。