平成28年12月19日
1. 表面分布(図1)
本県沿岸10海里以内の栄養塩(NO2+3-N)の表面分布は46から56μg/Lであった。
なお、採水は漁業指導調査船岩手丸により、0、5、10、30海里地点で11月29日から12月3日に行った。
2. 10m以深の分布(図2、図3、図4)
本県沿岸10海里以内では、黒埼定線で47から57μg/L、トドヶ埼定線で49から57μg/L、尾埼定線で45から71μg/L、椿島定線で44から55μg/Lの範囲であった。
【参考】
栄養塩(硝酸+亜硝酸態窒素NO2+3-N)単位はμg/Lで表す。
10μg/L以下でワカメの芽落ちや原藻加工後の色落ちの危険がある。
20μg/Lを一応の安全な目安としているが、20~30μg/Lでも晴天の日が続いたり、海水交換の悪い時は、ワカメの芽落ちや色落ちが起こる場合がある。
*農林水産省「食料生産地域再生のための先端技術展開事業」による。