平成29年3月9日発行
3月9日の定地水温は、野田湾で7.6℃(過去平均差+1.3℃)、船越湾で8.0℃(過去平均差+1.9℃)、広田湾で7.0℃(過去平均差-0.2℃)となっています(図1)。
4月上旬の各0海里定点おける10m深水温の予測値は7.9~8.1℃であり、平年より1.2~1.5℃高めと予測されました(表1)。
異常冷水現象(沿岸域で5℃以下の水温が2週間以上持続)は、3月中は発生する可能性は低いと判定されました。
3月8日の県央地区における葉長の測定結果は、211cmでした(図2)。
県南部湾内定点の栄養塩濃度は、平年よりも低めですが、特に問題ないレベルとなっています(3/6)
栄養塩や水温の動きに注意し、漁協が提供する栄養塩情報を参考にしてください。
*湾内自動水温観測装置(定地)水温観測システムの設置、水温予測のためのソフトウエア開発及び沖合栄養塩データの分析は、農林水産省農林水産技術会議による「食料生産地域再生のための先端技術展開事業」による成果です。なお、定地水温の値は、午前10時の水温を採用しています。
(参考)三陸沿岸の水温情報サイト
「いわて大漁ナビ」
県内6湾の定地水温情報を1時間毎に確認できるほか、人工衛星画像で沖合の水温状況も把握できます。