平成29年3月23日発行
3月23日の定地水温は、野田湾で7.5℃(過去平均差+1.0℃)、船越湾で8.5℃(過去平均差+2.4℃)、広田湾で7.8℃(過去平均差+1.8℃)です(図1)。
3月23日に尾埼~椿島沖で海洋観測を実施した結果、表面水温は7.9~8.0℃台でした(表1)。
異常冷水現象(沿岸域で5℃以下の水温が2週間以上持続)は、4月中旬までは発生する可能性は低いと判定されました。
3月22日の県央地区における葉長の測定結果は、222cmでした(図2)。
県南部湾内定点の栄養塩濃度は、平年よりも低めで推移しています(3月23日)。
栄養塩や水温の動きに注意し、漁協が提供する栄養塩情報を参考にしてください。
*湾内自動水温観測装置(定地)水温観測システムの設置、水温予測のためのソフトウエア開発及び沖合栄養塩データの分析は、農林水産省農林水産技術会議による「食料生産地域再生のための先端技術展開事業」による成果です。なお、定地水温の値は、午前10時の水温を採用しています。
(参考)三陸沿岸の水温情報サイト
「いわて大漁ナビ」
県内6湾の定地水温情報を1時間毎に確認できるほか、人工衛星画像で沖合の水温状況も把握できます。