平成29年7月25日
湾内の水温は11~23℃台であり、表層で例年よりも1~2℃程高めとなっています。二枚貝等の餌の量を示すクロロフィルは湾内全域で低めでした。湾口付近の海底では溶存酸素が低下していますので、今後の情報にご注意下さい。
7月11日に行った大船渡湾内観測結果をお知らせします。
透明度は4.0~9.0mであり、平成18年度から平成28年度の平均値と比べて、-0.5~+1.7mの範囲内でした。
水温は水深2.5mが17.9~22.5℃、水深10mが14.8~15.4℃でした。平成18年度から平成28年度の平均値と比べて、水深2.5mが+0.6~+5.8℃、水深10mが-0.4~0.0℃の範囲内でした。
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図1 大船渡湾調査定点図
※St.1からSt.6において透明度の観測や表層0mから海底上1mの水質を観測した。
St.AからSt.Dにおいて表層0mから水深10mの水質を観測した。
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図2 透明度の推移
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図3 水深2.5mの水温の推移
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図4 水深10mの水温の推移
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図5 水深2.5mの水温の分布
※湾外から湾内に流入する海水、陸から湾内に流入する河川水、降雨や気温の影響を受けて湾内の水温は変化する。
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図6 水深2.5mの塩分の分布
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図7 水深2.5mのクロロフィルの分布