平成29年10月6日
本県沖合の表面水温は平年より1~3℃程度低め。
1. 水温分布(図1、図2、別表はPDF版に掲載。)
1) 本県沿岸10海里以内の表面水温は17~19℃台。なお、前月は18~20℃台、前年は17~22℃台であった。
2) 5℃以下の水温帯は、表面では分布が見られず、100m深では県中南部の20~40海里沖及び県北部の70海里沖に分布していた。
3) 3) 20℃以上の水温帯は、表面では県南部の70海里沖に分布しており、100m深では分布が見られなかった。
図1 水温の分布(平成29年10月2~5日)
図2 水温の分布(平成28年10月3~11日)
2. 平年偏差(図3)
1) 本県沿岸10海里以内は、表面は概ね平年並みであり、100m深は県中部の10海里沖で5℃程度低めのほかは1~3℃程度低めであった。
2) 表面水温は、10~50海里沖で1~3℃程度低めとなっていた。
3) 100m深水温は、県中南部の20~50海里沖付近で1~6℃程度低め、県北部の10~40海里沖では1~4℃程度高めであった。
図3 水温の平年偏差
3.水温の鉛直分布(図4。別表はPDF版に掲載。)
1) 本県沿岸10海里以内は、黒埼定線(150m深まで観測)で11~19℃台、トドヶ埼定線(300m深まで観測)で2~19℃台、尾埼定線(300m深まで観測)で3~19℃台、椿島定線(150m深まで観測)で11~18℃台であった。
2) 5℃以下の水温帯は、全定線の100m以深に広く分布しており、黒埼定線では40~70海里沖に、トドヶ埼定線は10~50海里沖に、尾埼定線は20~40海里沖に、椿島定線では30~50海里沖を中心に分布していた。
3) 20℃以上の水温帯は、椿島定線の70海里沖の30m以浅に分布していた。
図4 水温の鉛直分布(平成29年10月2~5日)
4.統計的手法を用いた翌月の水温予測(詳細はPDF版に掲載)
11月は、100m深が全域で平年並み、各10海里定点の10m深は全定点でやや低めと予測
1予測時期
・11月上旬
2予測海域
・100m深水温は、黒埼定線、トドヶ埼定線、尾埼定線、椿島定線の距岸5、10、20、30、40、50海里(合計24定点)。
・10m深水温は、各定線の0海里定点(合計4定点)