平成30年3月9日発行
3月7~8日における表面水温分布を見ると、5℃以下の水温帯は、久慈市沖10海里に接近しています(図1)。
3月9日の定地水温は、野田湾で6.5℃(過去平均差+0.3℃)、船越湾で6.4℃(過去平均差+0.8℃)、広田湾で8.7℃(過去平均差2.2℃)でした(図2)。
3月7日の県南部湾内定点における栄養塩は、例年並みの値となっています。
3月7日の県央地区における葉長の測定結果は203cmでした(図3)。
栄養塩や水温の動き、病虫害の発生に注意し養成管理と収穫を進めてください。
*湾内自動水温観測装置(定地)水温観測システムの設置、水温予測のためのソフトウエア開発及び沖合栄養塩データの分析は、農林水産省農林水産技術会議による「食料生産地域再生のための先端技術展開事業」による成果です。なお、定地水温の値は、午前10時の水温を採用しています。
(参考)三陸沿岸の水温情報サイト
「いわて大漁ナビ」
県内6湾の定地水温情報を1時間毎に確認できるほか、人工衛星画像で沖合の水温状況も把握できます。