平成30年3月15日発行
3月12~14日の定線海洋観測結果によると、5℃以下の水温帯は本県沖10~40海里付近を南下しています。また、県南部の沿岸域は黒潮系暖水の波及により水温は高めに推移しています(図1)。
3月15日の定地水温は、野田湾で6.3℃(過去平均差+0.1℃)、船越湾で6.0℃(過去平均差+0.4℃)、広田湾で9.0℃(過去平均差+2.9℃)でした(図2)。
3月13日の県南部湾内定点における栄養塩は、例年並みの値となっています。
3月13日の県南地区における葉長の測定結果は157cmでした(図3)。
栄養塩や水温の動き、病虫害の発生に注意し養成管理と収穫を進めてください。
*湾内自動水温観測装置(定地)水温観測システムの設置、水温予測のためのソフトウエア開発及び沖合栄養塩データの分析は、農林水産省農林水産技術会議による「食料生産地域再生のための先端技術展開事業」による成果です。なお、定地水温の値は、午前10時の水温を採用しています。
(参考)三陸沿岸の水温情報サイト
「いわて大漁ナビ」
県内6湾の定地水温情報を1時間毎に確認できるほか、人工衛星画像で沖合の水温状況も把握できます。