平成30年4月20日発行(最終号)
10℃以上の水温帯は、椿島から北東方向に分布しています(図1)。
4月20日の定地水温は、野田湾で8.5℃(過去平均差+0.5℃)、船越湾で8.4℃(過去平均差+0.7℃)、広田湾で10.8℃(過去平均差+3.6℃)でした(図2)。
本県沖合における栄養塩の表面分布は例年並みからやや高めですが(図3)、4月19日における県南部湾内定点の栄養塩は例年よりも低い値となって います。
4月17日の県中部地区における葉長の測定結果は238cmでした(図4)。
栄養塩や水温の動き、病虫害の発生に注意し収穫を進めてください。
*湾内自動水温観測装置(定地)水温観測システムの設置、水温予測のためのソフトウエア開発及び沖合栄養塩データの分析は、農林水産省農林水産技術会議による「食料生産地域再生のための先端技術展開事業」による成果です。なお、定地水温の値は、午前10時の水温を採用しています。
(参考)三陸沿岸の水温情報サイト
「いわて大漁ナビ」
県内6湾の定地水温情報を1時間毎に確認できるほか、人工衛星画像で沖合の水温状況も把握できます。