平成30年7月27日
協力機関:沿海振興局水産部・水産振興センター、関係漁業協同組合
稚貝の数量を十分確保するために、採苗器内の大型稚貝の数を確認しましょう。
調査結果の概要
唐丹湾のホタテガイ稚貝の殻長別付着数は、下表のとおりでした。
唐丹湾水技セ定点※で7月26日に調査した結果、殻長9mm以上の稚貝の付着数は4月27日投入分で20個/袋、5月24日投入分で11個/袋でした。
採苗器に付着した大型稚貝の数を基に、必要稚貝数の確保に努めましょう。
調査地点名 | 唐丹湾(水技セ定点) | 唐丹湾(水技セ定点) | 唐丹湾(花露辺) |
採苗器投入日 | 4月27日 | 5月24日 | 5月26日 |
殻長 | 付着数(個/袋) | ||
9mm以上 | 20 | 11 | 1 |
8~9mm | 21 | 24 | 30 |
5~8mm | 69 | 70 | 212 |
3~5mm | 21 | 160 | ー |
合計 | 131 | 265 | 243 |
※ 水技セ定点・・・唐丹湾口南側水深約60m地点
稚貝の採取・分散の注意点
・採取する稚貝の大きさは殻長9mm以上とし、早めの採取・分散を心掛けましょう。
・変形貝を防ぐため玉ねぎ袋の底にたまった稚貝は使わないようにしましょう。
・採取・分散にあたっては、雨の日や雨後を避け、水温および気温の動向を確認しながら、丁
寧かつ速やかに作業を進めてください。
・各漁港では復旧工事が行われています。分散作業で使用するポンプアップした海水は、工事
による濁り等の影響がないことを確かめながら使用してください。