漁場環境情報(PDFファイル)のダウンロードページはこちら
平成30年8月23日
湾内の水温は16~25℃台であり、水深2.5mで例年よりも1℃ほど高くなっています。二枚貝等の餌の量を示すクロロフィルは、先月と同程度であり、表層と水深10mが高めとなっています。珊瑚島の北側の海底で溶存酸素が低下傾向です。
8月22日に行った大船渡湾内観測結果をお知らせします。
透明度は2.0~10.0mであり、平成18年度から平成29年度の平均値と比べて、-2.0~+1.2mの範囲内でした。
水温は水深2.5mが22.1~22.3℃、水深10mが19.8~20.5℃でした。平成18年度から平成29年度の平均値と比べて、水深2.5mが+0.7~+1.1℃、水深10mが±0.0~+0.9℃の範囲内でした。
-
図1 大船渡湾調査定点図
※St.1からSt.6において透明度の観測や表層0mから海底上1mの水質を観測した。
St.AからSt.Dにおいて表層0mから水深10mの水質を観測した。
-
図2 透明度の推移
-
図3 水深2.5mの水温の推移
-
図4 水深10mの水温の推移
-
図5 水深2.5mの水温の分布
※湾外から湾内に流入する海水、陸から湾内に流入する河川水、降雨や気温の影響を受けて湾内の水温は変化する。
-
図6 水深2.5mの塩分の分布
※湾外から湾内に流入する海水、陸から湾内に流入する河川水、降雨の影響を受けて湾内の塩分は変化する。
-
図7 水深2.5mのクロロフィルの分布
※クロロフィルは植物プランクトン量の指標であり、植物プランクトンは二枚貝やホヤ等の餌となる。
担当:漁場保全部