2018年10月沿岸定線海洋観測結果

沿岸定線海洋観測結果(PDFファイル)のダウンロードページはこちら

Pocket

平成30年10月9日

県中部~南部の100m深水温は、平年より最大7℃程度高め。

1. 水温分布(図1、図2、付表)

1) 本県沿岸10海里以内の表面水温は18~21℃台。なお、前月は19~20℃台、前年は17~19℃台であった。
2) 5℃以下の水温帯は、表面及び100m深ともに分布がなかった。
3) 20℃以上の水温帯は、表面では全域に広く分布しており、100m深では分布がなかった。

図1 水温の分布(平成30年10月3~4日)


図2 水温の分布(平成29年10月2~5日)

2. 平年偏差(図3)

1) 本県沿岸10海里以内は、表面では県中部から県南部で2℃程度高めであった。100m深では県中部から県南部で最大7℃程度高めであった。
2) 表面水温は、全域で1~2℃高めとなっていた。
3) 100m深水温は、県北部の沿岸10海里以内と40海里以遠で最大2℃程度低めのほかは高めとなっており、特に県中部沖30海里では最大7℃程度高めとなっていた。
図3 水温の平年偏差

3.水温の鉛直分布(図4。別表はPDF版に掲載。)

1) 本県沿岸10海里以内は、黒埼定線で7~20℃台、トドヶ埼定線で5~20℃台、尾埼定線で6~22℃台、椿島定線で12~21℃台であった。
2) 5℃以下の水温帯は、黒埼定線では30~70海里の150m以深に分布があったが、トドヶ埼定線、尾埼定線、椿島定線では分布がなかった。
3) 20℃以上の水温帯は、黒埼定線では沿岸10海里以内の表層(30m以浅)の一部に、トドヶ埼定線、尾埼定線、椿島定線では表層(30m以浅)に広く分布していた。


図4 水温の鉛直分布(平成30年10月3~4日)

4.統計的手法を用いた翌月の水温予測(詳細はPDF版に掲載)

11月は、100m深が県南部から中部で高め
各0海里定点の10m深は全定点で平年並みと予測

1予測時期
・11月上旬
2予測海域
・100m深水温は、黒埼定線、トドヶ埼定線、尾埼定線、椿島定線の距岸5、10、20、30、40、50海里(合計24定点)。
・10m深水温は、各定線の0海里定点(合計4定点)。