平成31年2月8日発行
5℃以下の水温帯は、襟裳岬沖から南下し、その南端は金華山沖150海里(278km)にあります。また、西端はトドヶ埼沖から尾埼沖の10海里(19km)に近接しています(図1)。
2月6日の定地水温は、野田湾で6.8℃(過去平均差-0.7℃)、船越湾で6.7℃(過去平均差-1.1℃)、広田湾で7.0℃(過去平均差-0.7℃)でした(図2)。
1月30日における県南部湾内定点の栄養塩の値は例年並みでした。
2月5日の県中部地区における葉長の測定結果は116cmでした。また、1月30日の県南部地区における葉長の測定結果は99cmでした(図3)。
栄養塩や水温の動きに注意し養成管理と収穫を進めて下さい
*湾内自動水温観測装置(定地)水温観測システムの設置、水温予測のためのソフトウエア開発及び沖合栄養塩データの分析は、農林水産省農林水産技術会議による「食料生産地域再生のための先端技術展開事業」による成果です。なお、定地水温の値は、午前10時の水温を採用しています。
(参考)三陸沿岸の水温情報サイト
「いわて大漁ナビ」
県内6湾の定地水温情報を1時間毎に確認できるほか、人工衛星画像で沖合の水温状況も把握できます。