平成31年4月9日
湾内の水温(2.5m、10m層)は6~7℃台で例年より0.5~1.1℃低くなっています。
透明度が例年よりも低くなりました。二枚貝等の餌の量を示すクロロフィルは、湾内全域で先月よりも高くなりました。
4月9日に行った釜石湾内観測結果をお知らせします。
定点1~4では、透明度は4.5~5.5mであり、平成18年度から平成30年度の平均値と比べて、最大で-3.8mでした。
定点1~4の水温は水深2.5mが6.6~7.0℃、水深10mが6.1~6.4℃でした。平成18年度から平成30年度の平均値と比べて、水深2.5mが-0.7~-0.5℃、水深10mが-1.1~-0.6℃の範囲内でした。
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図1 釜石湾調査定点図
※St.1からSt.4において透明度の観測や表層0mから海底上1mの水質を観測した。
St.AからSt.Fにおいて表層0mから水深10mの水質を観測した。
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図2 透明度の推移
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図3 水深2.5mの水温の推移
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図4 水深10mの水温の推移
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図5 水深2.5mの水温の分布
※湾外から湾内に流入する海水、陸から湾内に流入する河川水、降雨や気温の影響を受けて湾内の水温は変化する。
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図6 水深2.5mの塩分の分布
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図7 水深2.5mのクロロフィルの分布