令和元年5月13日
沿岸10海里以内の表面水温は8~10℃台で、平年より1℃程度高めとなっている。
1. 水温分布(図1、図2、付表)
1) 本県沿岸10海里以内の表面水温は8~10℃台。前年は8~12℃台であった。
2) 5℃以下の水温帯は、表面では分布がみられなかった。100m深では黒埼定線の50~70海里、トドヶ埼定線の10海里、尾埼定線の70海里、椿島定線の20~30海里及び50~70海里で分布がみられた。
3) 10℃以上の水温帯は、表面では沿岸10海里以内と、トドヶ埼定線の20~50海里に分布していた。100m深では分布がみられなかった。
図1 水温の分布(令和元年5月9~11日)
図2 水温の分布(平成30年5月9~15日)
2. 平年偏差(図3)
1) 本県沿岸10海里以内は、表面、100m深ともに1℃程度高めであった。
2) 表面水温は、県中部沖20~70海里で1~3℃程度高めであった。
3) 100m深水温は、県北部から県中部沖の20~50海里で2~3℃程度高めとなっていた。
図3 水温の平年偏差
3.水温の鉛直分布(図4。別表はPDF版に掲載。)
1) 本県沿岸10海里以内は、黒埼定線で7~10℃台、トドヶ埼定線で10~10℃台、尾埼定線で3~10℃台、椿島定線で8~10℃台であった。
2) 5℃以下の水温帯は、黒埼定線では50~70海里の100m以深に分布していた。トドヶ埼定線では10海里の50m以深に、尾埼定線では10~50海里の150m以深に分布していた。椿島定線では20~70海里の20m以深に分布していた。
3) 10℃以上の水温帯は、沿岸10海里以内の表層に分布していた。
図4 水温の鉛直分布(令和元年5月9~11日)
4.統計的手法を用いた翌月の水温予測(詳細はPDF版に掲載)
6月は、100m深、各10海里定点の10m深ともに平年並みと予測
1予測時期
・6月上旬
2予測海域
・100m深水温は、黒埼定線、トドヶ埼定線、尾埼定線、椿島定線の距岸5、10、20、30、40、50海里(合計24定点)。
・10m深水温は、各定線の0海里定点(合計4定点)。