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令和元年6月14日
湾内の水温(2.5m、10m層)は12~15℃台であり、例年よりも最大で1℃ほど高くなっていますが、多くの定点で例年通りの値となっています。表面の塩分が27.8~30.2と、やや低くなりました。これは調査前の降雨による河川流量の増加の影響と思われます。
6月10日に行った大船渡湾内観測結果をお知らせします。
透明度は4.0~10.0mであり、平成18年度から平成30年度の平均値と比べて、+1.0~+3.7mの範囲内でした。
水温はSt.1~6の水深2.5mが13.8~15.1℃、水深10mが12.7~13.3℃でした。平成18年度から平成30年度の平均値と比べて、水深2.5mが-0.6~+0.6℃、水深10mが+0.3~+1.0℃の範囲内でした。
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図1 大船渡湾調査定点図
※St.1からSt.6において透明度の観測や表層0mから海底上1mの水質を観測した。
St.AからSt.Dにおいて表層0mから水深10mの水質を観測した。
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図2 透明度の推移
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図3 水深2.5mの水温の推移
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図4 水深10mの水温の推移
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図5 水深2.5mの水温の分布
※湾外から湾内に流入する海水、陸から湾内に流入する河川水、降雨や気温の影響を受けて湾内の水温は変化する。
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図6 水深2.5mの塩分の分布
※湾外から湾内に流入する海水、陸から湾内に流入する河川水、降雨の影響を受けて湾内の塩分は変化する。
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図7 水深2.5mのクロロフィルの分布
※クロロフィルは植物プランクトン量の指標であり、植物プランクトンは二枚貝やホヤ等の餌となる。観測機器での測定値のため参考値扱い。
担当:漁場保全部