2019年ホタテガイ採苗情報(臨時号)

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令和元年8月6日
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協力機関:沿海振興局水産部・水産振興センター、関係漁業協同組合

稚貝の数量を十分確保するために、採苗器内の大型稚貝の数を確認しましょう。

調査結果の概要

○宮古地区から綾里地区までのホタテガイ稚貝の付着数は約700~4,000個/袋でした。
○各地区の殻長サイズ別付着数は、図1、表1のとおりです。
○宮古地区では、殻長3~5mmが主体の所もありますが、分散時に必要なサイズ及び数量は確保できると思われます。
○県南部の地区では殻長2~4mmが主体の地区が多く見られますので、今後の稚貝の成長に留意しつつ分散作業を行ってください。
○外敵生物のコツブムシが、採苗器1袋あたりに5~20個体確認されている場合がありますので、注意してください。

表1 各調査地点の付着稚貝数

調査地点名 ※宮古
 潮吹
※宮古
 磯鶏
※宮古
  白浜
唐丹
定点
唐丹
本郷
唐丹
花露辺
吉浜 綾里
採苗器投入日 4月26日 5月6日 5月11日 5月27日 5月28日 5月28日 5月14日 5月25日
調査日 7月17日 7月18日 7月18日 7月29日 7月22日 7月22日 7月19日 7月26日
殻長別付着個数(個/袋) 8mm以上 0 45 0 65 0 0 1 1
6~8mm 878 1579 1,640 166 0 0 44 17
4~6mm 943 1090 2,084 307 495 861 146 230
2 ~4mm 235 237 293 162 710 1010 640 716
  2,056 2,951 4,017 700 1,205 1,871 831 964

※宮古地区については、2~4mmは1~3mm、4~6mmは3~5mm、6~8mmは5~8mm

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稚貝の採取・分散の注意点

○採取する稚貝の大きさは殻長9mm以上とし、早めの採取・分散を心掛けましょう。
○変形貝を防ぐため玉ねぎ袋の底にたまった稚貝は使わないようにしましょう。
○採取・分散にあたっては、雨の日や雨後を避け、水温(25℃以上の場合は実施しない)および気温の動向を確認しながら、丁寧かつ速やかに作業を進めてください。
○分散作業で使用するポンプアップした海水は、工事等による濁り等の影響がないことを確かめながら使用してください。

※8月6日付発行の「養殖ホタテガイ高水温情報」も併せてご活用下さい。