令和元年8月27日
水温上昇に伴い底層の溶存酸素量が低下しています。水深50mを超えるSt.4では酸素飽和度が30%台となっています。
8月22日に行った釜石湾内観測結果をお知らせします。
St.1~4において透明度が前年同月と比較してやや高くなりました。湾口に近いSt.4及び2では透明度が高くなる傾向にあり、前年同月と比較してその傾向は顕著でした。
水温は表層、10m、底層のいずれも概ね例年並みとなりました。
溶存酸素量は夏季の高水温にともない、底層で低くなっています。特に水深50mを超えるSt.4では海底上1mの酸素飽和度が35.7%となりました。
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図1 釜石湾調査定点図
※St.1からSt.4において透明度の観測や表層0mから海底上1mの水質を観測した。
St.AからSt.Fにおいて表層0mから水深10mの水質を観測した。
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図2 透明度の比較(前年同月、前月)
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図3 表層の水温の推移
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図4 10m層の水温の推移
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図5 底層の水温の推移
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図6 表層の塩分の分布
※湾外から湾内に流入する海水、陸から湾内に流入する河川水、降雨の影響を受けて湾内の塩分は変化する。