令和元年9月19日
1. 調査概要
2. 表面分布(図1)
ワカメ漁場に近い10海里以内の定点における栄養塩(NO2+3-N)の表面分布は、8から22μg/Lであった。10海里以内の表面では県南ほど高い傾向が見られ、尾埼定線0海里では20μg/Lを超えた。
なお、採水は漁業指導調査船岩手丸により、0、10、30、50海里地点で9月2日から9月5日に行った。
3. 10m以深の分布(図2、図3、図4)
10m層の栄養塩濃度は概ね例年どおりとなったが、椿島定線0マイルでは50μg/Lを超え、非常に高い値となった。30m以深では、30及び50海里において栄養塩濃度が例年よりも高い傾向があった。
※背景地図にはCraft MAPを使用(http://www.craftmap.box-i.net/)
【参考】
・栄養塩(硝酸+亜硝酸態窒素NO2+3-N) 単位はμg/Lで表す。
※本観測の一部は「環境省 平成31年度地域適応コンソーシアム北海道・東北地域事業委託業務」における「海水温の上昇等によるホタテガイ及びワカメ等の内湾養殖業への影響調査」の一環で実施している。