令和元年9月24日
8月から水温上昇に伴い底層の溶存酸素量が低い状態が続いています。
水温が例年よりも高く、特に表層において顕著でした。
9月9日に実施した大船渡湾内観測結果をお知らせします。
透明度を前年同月のものと比較すると、St.4を除いて前年同月よりも低くなり、特にSt.5で顕著でした(2018年9月:8.0m、2019年9月:5.0m)。
水温はSt.1から6の表層、10m層、深層の全てで例年よりも高くなりました。特に表層ではSt.3において5℃以上高くなりました。
St.1から6の全ての点で底層の酸素飽和度が8月を下回りました。St.6では飽和度が30%を下回りました。
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図1 大船渡湾調査定点図
※St.1からSt.6において透明度の観測や表層0mから海底上1mの水質を観測した。
St.AからSt.Dにおいて表層0mから水深10mの水質を観測した。
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図2 透明度の比較(前年同月、前月)
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図3 表層の水温の推移
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図4 10m層の水温の推移
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図5 底層の水温の推移
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図6 表層の塩分の分布
※湾外から湾内に流入する海水、陸から湾内に流入する河川水、降雨や気温の影響を受けて湾内の塩分は変化する。