令和元年10月24日
透明度が前年同月と比較して、非常に低くなりました。台風19号の影響で土砂等の流入や撹拌が起こったためと思われます。
水深50mを超えるSt.4では9月に引き続き底層の酸素飽和度が低くなっています。
10月16日に実施した釜石湾内観測結果をお知らせします。
St.1~4において透明度が前年同月と比較して非常に低くなりました(2018年10月:平均8.3m、2019年10月:平均3.5m)。これは台風の影響と思われます。
St.1~4の表層の塩分は2013年~2018年の平均値と比較して低くなりなりました(2013-2018年10月平均:31.1、2019年10月:22.5)。これは台風に伴う降雨の影響と思われます。
水深50mを超えるSt.4の底層の酸素飽和度は22.8%となりました。
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図1 釜石湾調査定点図
※St.1からSt.4において透明度の観測や表層0mから海底上1mの水質を観測した。
St.AからSt.Fにおいて表層0mから水深10mの水質を観測した。
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図2 透明度の比較(前年同月、前月)
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図3 表層の水温の推移
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図4 10m層の水温の推移
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図5 底層の水温の推移
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図6 表層の塩分の分布
※湾外から湾内に流入する海水、陸から湾内に流入する河川水、降雨の影響を受けて湾内の塩分は変化する。