令和元年11月8日
本県10海里以内の表面水温は、平年より1~3℃程度高め。
1. 水温分布(図1、図2、付表)
1) 本県沿岸10海里以内の表面水温は17~19℃台。前年は16~19℃台であった。
2) 5℃以下の水温帯は、表面、100m深ともに分布がみられなかった。
3) 15℃以上の水温帯は、表面では全域に分布がみられた。100m深では県南部沖の5~10海里に分布がみられた。
図1 水温の分布(令和元年10月28日~11月5日)
図2 水温の分布(平成30年10月30日~11月6日)
2. 平年偏差(図3)
1) 本県沿岸10海里以内は、表面では1~3℃程度高め、100m深では1~2℃程度低めであった。
2) 表面水温は、県北部沖から県南部沖の40海里以遠で2℃程度高めであった。
3) 100m深水温は、県北部沖及び県南部沖の20~40海里で2~3℃程度低く、県中部沖から県南部沖40~50海里では2~5℃程度高めであった。
図3 水温の平年偏差
3.水温の鉛直分布(図4。別表はPDF版に掲載。)
1) 本県沿岸10海里以内は、黒埼定線で8~19℃台、トドヶ埼定線で4~18℃台、尾埼定線で4~18℃台、椿島定線で10~18℃台であった。
2) 5℃以下の水温帯は、黒埼定線では20~40海里の150m以深に、トドヶ埼定線では10~40海里の200m以深に、尾埼定線では20~30海里の150m以深に、椿島定線では30~50海里の200m以深に分布していた。
3) 15℃以上の水温帯は、沿岸域から沖合域までの、表面から75m深まで広く分布がみられた。
図4 水温の鉛直分布(令和元年10月28日~11月5日)
4.統計的手法を用いた翌月の水温予測(詳細はPDF版に掲載)
12月は、100m深は県北部及び県南部の沿岸域でやや低め、各0海里定点の10m深はトドヶ埼でやや高めと予測
1予測時期
・12月上旬
2予測海域
・100m深水温は、黒埼定線、トドヶ埼定線、尾埼定線、椿島定線の距岸5、10、20、30、40、50海里(合計24定点)。
・10m深水温は、各定線の0海里定点(合計4定点)。