令和元年11月20日発行
10海里地点の栄養塩が20 µg/L以上となる確率は、12月中旬以降、全ての地点で70%以上と予測されました。 (図2)
0海里地点表面の栄養塩は、沿岸全域で高くなってきています。尾埼及び椿島では20 µg/Lを超えました(それぞれ70.6、21.1)。(図1)
船越湾吉里吉里漁場で直近(11/19)に測定した表面の栄養塩濃度は29.6 µg/Lでした。今後も引き続き栄養塩の動向にご注意ください。
*湾内自動水温観測装置(定地)水温観測システムの設置、水温及び栄養塩供給予測のためのソフトウェア開発は、農林水産省 農林水産技術会議による「食料生産地域再生のための先端技術展開事業」による成果です。沖合栄養塩の分析は「環境省 平成31年度地域適応コンソーシアム北海道・東北地域事業委託業務」における「海水温の上昇等によるホタテガイ及びワカメ等の内湾養殖業への影響調査」の一環で実施しています。なお、栄養塩は岩手丸海洋観測で採水した海水を分析しています。
(参考)三陸沿岸の水温情報サイト
「いわて大漁ナビ」
県内6湾の定地水温情報を1時間毎に確認できるほか、人工衛星画像で沖合の水温状況も把握できます。