2019年12月沿岸定線栄養塩測定結果

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追記:
2020年1月以降の沿岸定線栄養塩調査は、ワカメ養殖情報にて結果を公表しております。
ワカメ養殖情報はこちらから

令和元年12月24日

1. 調査概要

この調査では漁業調査船岩手丸による海洋観測の際に採水したサンプルの栄養塩を分析している。4つの定線上の0,10,30,50海里地点で採水を行っている。

2. 表面分布(図1)

ワカメ漁場に近い10海里以内の表面における栄養塩(NO2+3-N)の濃度は、24から49μg/Lで概ね過去(2012-2018年平均)の結果と同じ傾向であった。30海里及び50海里では、尾埼定線及び椿島定線において過去の結果よりも低くなった(平均:25μg/L、過去平均:42μg/L)。
なお、採水は漁業指導調査船岩手丸により、0、10、30、50海里地点で11月26日から11月27日に実施した。

3. 10m以深の分布(図2、図3、図4)

採水機器点検のため、採水は実施しなかった。


※背景地図にはCraft MAPを使用(http://www.craftmap.box-i.net/)

【参考】

・栄養塩(硝酸+亜硝酸態窒素NO2+3-N) 単位はμg/Lで表す。
※本観測の一部は「環境省 平成31年度地域適応コンソーシアム北海道・東北地域事業委託業務」における「海水温の上昇等によるホタテガイ及びワカメ等の内湾養殖業への影響調査」の一環で実施している。