令和2年2月26日
湾内の表面水温は平年より1~2℃程度高めとなっています。
動物プランクトン沈殿量は、県南部で極めて少なくなっています。
水温が高めに推移する年は、プランクトンが少なめに推移する傾向にあることから、十分に成長した稚魚を放流できるよう、密度管理に気をつけて飼育して下さい。
1.表面水温(℃)
宮古湾 | 山田湾 | 唐丹湾 | 越喜来湾 | 大船渡湾 | |
観測値(2/19,20) | 7.6 | 8.1 | 8.3 | 8.6 | 8.5 |
平年* | 6.6 | 6.4 | 6.4 | 6.9 | 7.1 |
前年同期 | 6.9 | 3.8 | 5.4 | 4 | 5.9 |
各湾の表面水温は、平年より1~2℃程度高め、前年より1~5℃高めとなっております。
2.動物プランクトン沈殿量(ノルパックネット鉛直20m曳き、ml/m3)
宮古湾 | 山田湾 | 唐丹湾 | 越喜来湾 | 大船渡湾 | |
観測値(2/19,20) | 0.3 | 0.3 | 0.07 | 0.07 | 0.03 |
平年* | 0.23 | 0.2 | 0.21 | 0.32 | 0.48 |
前年同期 | 0.12 | 0.15 | 0.13 | 0.21 | 0.65 |
宮古湾と山田湾では平年と比べてやや多いですが、唐丹湾以南では極めて少なくなっています。
3.その他
(1)北上丸による沿岸海洋観測・動物プランクトン発生状況調査によるものです。
(2)いわて大漁ナビ(http://www.suigi.pref.iwate.jp/)の定地水温情報・衛星画像や、当センター発行の海況情報等も参考にしてください。
*平年は過去15~17年間の同期の平均値。