令和2年3月24日
本県10海里以内の表面水温は1~3℃高め、100m深は1℃程度高め。
1. 水温分布(図1、図2、付表)
1) 本県沿岸10海里以内の表面水温は7℃台。前年は1~6℃台であった。
2) 5℃以下の水温帯は、表面、100m深ともに分布がみられなかった。
3) 10℃以上の水温帯は、表面、100m深ともに県中部沖から県南部沖の50海里に分布していた。
図1 水温の分布(令和2年3月17~19日)
図2 水温の分布(平成31年3月19~20日)
2. 平年偏差(図3)
1) 本県沿岸10海里以内は、表面は県北部沖から県中部沖で2~3℃程度高め、県南部沖で1℃程度高めであった。100m深は全域で1℃程度高めであった。
2) 表面水温は、沖合域に行くにつれて高めとなっており、特に40海里以遠では3~5℃程度高めとなっていた。
3) 100m深水温は、全域で高めであり、特に県北部沖から県中部沖の40海里以遠では3~4℃程度高めであった。
図3 水温の平年偏差
3.水温の鉛直分布(図4。別表はPDF版に掲載。)
1) 本県沿岸10海里以内は、黒埼定線で7~8℃台、トドヶ埼定線で3~8℃台、尾埼定線で5~8℃台、椿島定線で7~8℃台であった。
2) 5℃以下の水温帯は、黒埼定線では200m以深に、トドヶ埼定線では20~30海里の150m以深に、尾埼定線では30~40海里の250m以深に、椿島定線では30~50海里の150m以深に分布していた。
3) 10℃以上の水温帯は、黒埼定線では40海里の表層に、トドヶ埼定線及び尾埼定線の50海里の100m以浅に分布していた。
図4 水温の鉛直分布(令和2年3月17~19日)
4.統計的手法を用いた翌月の水温予測(詳細はPDF版に掲載)
4月は、100m深は県中部から県南部の沖合域でやや高め、
各0海里定点の10m深は、全ての定点でやや高めと予測
1予測時期
・4月上旬
2予測海域
・100m深水温は、黒埼定線、トドヶ埼定線、尾埼定線、椿島定線の距岸5、10、20、30、40、50海里(合計24定点)。
・10m深水温は、各定線の0海里定点(合計4定点)。