2020年サケ稚魚放流情報No3

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令和2年4月2日

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湾内の表面水温は平年より1~2℃程度高めとなっています。
動物プランクトン沈殿量は、前年よりも少なくなっています。
水温が高め、プランクトンが少なめに推移しており、十分に成長した稚魚を放流できるよう、密度管理に気をつけて飼育して下さい。

1.表面水温(℃)

  宮古湾 山田湾 唐丹湾 越喜来湾 大船渡湾
観測値(3/24,25) 8.4 8.1 7.8 7.7 7.7
平年* 6.3 6.1 5.2 5.8 6.9
前年同期 6.6 4.7 3.9 4.1 6.9

各湾の表面水温は、平年より1~2℃程度高め、前年より1~4℃高めとなっております。

2.動物プランクトン沈殿量(ノルパックネット鉛直20m曳き、ml/m3)

  宮古湾 山田湾 唐丹湾 越喜来湾 大船渡湾
観測値(3/24,25) 0.16 1.05 0.99 0.33 0.59
平年* 0.83 0.61 0.48 0.51 1.02
前年同期 0.91 1.88 1.23 0.46 4.59

山田湾と唐丹湾では平年よりやや多いですが、宮古湾、越喜来湾、大船渡湾では平年よりも少なく、すべての湾で前年より少なくなっています。

3.その他

(1)北上丸による沿岸海洋観測・動物プランクトン発生状況調査によるものです。
(2)いわて大漁ナビ(http://www.suigi.pref.iwate.jp/)の定地水温情報・衛星画像や、当センター発行の海況情報等も参考にしてください。

*平年は過去15~17年間の同期の平均値。

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図1 5湾における動物プランクトン沈殿量,表面水温の季節変化