令和2年4月10日
本県10海里以内の表面水温は2~3℃程度高め、100m深は2~4℃程度高め
1. 水温分布(図1、図2、付表)
1) 本県沿岸10海里以内の表面水温は8~9℃台。前年は4~8℃台であった。
2) 5℃以下の水温帯は、表面、100m深ともに分布がみられなかった。
3) 10℃以上の水温帯は、表面では県北部沖から県南部沖の20~70海里に、100m深では県北部沖の30~50海里に分布していた。
図1 水温の分布(令和2年4月7~9日)
図2 水温の分布(平成31年4月8~9日)
2. 平年偏差(図3)
1) 本県沿岸10海里以内は、表面は2~3℃程度高めであった。100m深は2~4℃程度高めであった。
2) 表面水温、100m深水温ともに、沖合域に行くにつれて高めとなっており、特に県北部沖から県中部沖の30海里以遠では5~6℃程度高めであった。
図3 水温の平年偏差
3.水温の鉛直分布(図4。別表はPDF版に掲載。)
1) 本県沿岸10海里以内は、黒埼定線で8~9℃台、トドヶ埼定線で4~9℃台、尾埼定線で5~9℃台、椿島定線で7~8℃台であった。
2) 5℃以下の水温帯は、黒埼定線では50~70海里の250m以深に、トドヶ埼定線では10~70海里の250m以深に、尾埼定線では30~70海里の250m以深に、椿島定線では20~70海里の250m以深に分布していた。
3) 10℃以上の水温帯は、黒埼定線では20~50海里の150m以浅に、トドヶ埼定線及び尾埼定線では30~70海里の100m以浅に、椿島定線では30海里と50~70海里の100m以浅に分布していた。
図4 水温の鉛直分布(令和2年4月7~9日)
4.統計的手法を用いた翌月の水温予測(詳細はPDF版に掲載)
5月は、100m深は全域でやや高め
各0海里定点の10m深はやや高め~高めと予測
1予測時期
・5月上旬
2予測海域
・100m深水温は、黒埼定線、トドヶ埼定線、尾埼定線、椿島定線の距岸5、10、20、30、40、50海里(合計24定点)。
・10m深水温は、各定線の0海里定点(合計4定点)。