令和2年7月30日
本県沖50海里までの表面水温は18~19℃台で、平年並みとなっている
1. 水温分布(図1、図2、付表)
1) 本県沿岸10海里以内の表面水温は18~19℃台。前年は15~19℃台であった。
2) 5℃以下の水温帯は、表面では分布がみられなかった。100m深では、県南部沖の40海里以遠に分布がみられた。
3) 20℃以上の水温帯は、表面では県中部沖70海里から県南部沖50海里以遠で分布がみられた。100m深には分布がみられなかった。
図1 水温の分布(令和2年7月27日~29日)
図2 水温の分布(令和元年7月29日~30日)
2. 平年偏差(図3)
1) 本県沿岸10海里以内は、表面では概ね±1℃未満であった。100m深では県北部沖及び県南部沖で1~2℃程度高めであった。
2) 表面水温は、県北部沖の50海里以遠、県中部沖から県南部沖では30海里以遠で1℃程度低めであった。
3) 100m深水温は、県北部沖20海里で4℃程度高め、県南部沖50海里では5℃程度低めであった。
図3 水温の平年偏差
3.水温の鉛直分布(図4。別表はPDF版に掲載。)
1) 本県沿岸10海里以内は、黒埼定線で9~19℃台、トドヶ埼定線で3~19℃台、尾埼定線で3~19℃台、椿島定線で9~19℃台であった。
2) 5℃以下の水温帯は、黒埼定線の20~70海里の150m以深に、トドヶ埼定線の20~30海里及び50~70海里の150m以深に、尾埼定線の20~40海里の150m以深及び50~70海里の50m以深に分布していた。椿島定線では20~40海里の150m以深及び50~70海里の50m以深に分布していた。
3) 20℃以上の水温帯は、黒埼定線及び尾埼定線では70海里以遠、トドヶ埼定線及び椿島定線では50海里以遠の表層に分布がみられた。
図4 水温の鉛直分布(令和2年7月27日~29日)
4.統計的手法を用いた翌月の水温予測(詳細はPDF版に掲載)
9月は、100m深は県北部の沿岸域から沖合域までやや高め、各0海里定点の10m深は全ての定点で平年並みと予測
1予測時期
・9月上旬
2予測海域
・100m深水温は、黒埼定線、トドヶ埼定線、尾埼定線、椿島定線の距岸5、10、20、30、40、50海里(合計24定点)。
・10m深水温は、各定線の0海里定点(合計4定点)。