2021年3月沿岸定線海洋観測結果

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令和3年3月16日

本県10海里以内の表面水温は6~7℃台で、平年より1~2℃程度高め

1. 水温分布(図1、図2、付表)

1)本県沿岸10海里以内の表面水温は6~7℃台。前年は7℃台であった。
2)5℃以下の水温帯は、表面、100m深ともに県北部沖の20~50海里に分布がみられた。
3)10℃以上の水温帯は、表面及び100m深には分布がみられなかった。

図1 水温の分布(令和3年3月11~12日)


図2 水温の分布(令和2年3月17~19日)

2. 平年偏差(図3)

1)本県沿岸10海里以内は、表面では県北部沖から県南部沖で1~2℃程度高めであった。100m深では県北部沖から県南部沖で1℃程度高めであった。
2)表面水温は、県北部沖20~50海里で1~2℃程度低め、県中部沖の5~30海里で2℃程度高めであった。
3)100m深水温は、県中部沖の20~50海里で1~2℃程度高めであった。

図3 水温の平年偏差

3.水温の鉛直分布(図4、付表)

1)本県沿岸10海里以内は、黒埼定線で7~8℃台、トドヶ埼定線で5~8℃台、尾埼定線で4~7℃台、椿島定線で7℃台であった。
2)5℃以下の水温帯は、黒埼定線の20~50海里の表層から300m以深まで分布していた。トドヶ埼定線では、20海里の300m以深に分布していた。尾埼定線では、10~20海里の300m以深に分布していた。椿島定線では20~50海里の150m以深に分布していた。
3)10℃以上の水温帯は、分布がみられなかった。

図4 水温の鉛直分布(令和3年3月11~12日)

4.統計的手法を用いた翌月の水温予測(詳細はPDF版に掲載)

予測される4月の水温は、100m深は全域で平年並み、各0海里定点の10m深は、全ての定点で平年並みと予測

1予測時期
・4月上旬
2予測海域
・100m深水温は、黒埼定線、トドヶ埼定線、尾埼定線、椿島定線の距岸5、10、20、30、40、50海里(合計24定点)。
・10m深水温は、各定線の0海里定点(合計4定点)。