令和3年5月21日
協力機関:沿海振興局水産部・水産振興センター、関係漁業協同組合
唐丹湾で付着稚貝減少、ラーバ増加。野田湾で付着稚貝増加後急減。
調査結果の概要
唐丹湾の水深10m層の水温は9.2℃で昨年度同時期と比較して約1℃低くなっています。透明度は15mでした。
唐丹湾において、ホタテガイ付着稚貝が268個/袋(採苗器8日間垂下)確認され、1週間あたりの付着数に換算すると減少しました(640個→235個/袋/週)。釜石湾平田においても、同規模の付着が確認されました。野田湾において、付着稚貝数の急激な増減が確認されました。
唐丹湾のホタテガイラーバは、殻長200μm未満の小型個体が259個/m3、200μm以上の大型個体が79個/m3確認され、ラーバ数が大きく増加しました(100個→338個)。
青森県の状況(5月20日発行ホタテガイ採苗速報(第6号))
西湾で付着終盤。東湾ではさらに付着の見込み。
宮城県の状況(5月13日発行ホタテガイ採苗通報(第4報))
ホタテガイラーバはわずか。付着稚貝は継続して確認。