2021年ホタテガイ採苗情報(第7報)

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令和3年5月25日
協力機関:沿海振興局水産部・水産振興センター、関係漁業協同組合

唐丹湾で付着稚貝・ラーバ減少。綾里湾・広田湾で付着稚貝増加。

調査結果の概要

唐丹湾の水深10m層の水温は10.7℃で昨年度同時期と同程度となりました。透明度は12mでした。

唐丹湾において、ホタテガイ付着稚貝が103個/袋(採苗器5日間垂下)確認され、1週間あたりの付着数に換算すると減少しました(235個→144個/袋/週)。一方、付着直後の個体の割合は上昇しており(35%→52%)、付着は継続していると考えられます。綾里湾及び広田湾泊においては、付着数が増加しました。

唐丹湾のホタテガイラーバは、殻長200μm未満の小型個体が135個/m3、200μm以上の大型個体が57個/m3確認され、ラーバ数は減少しましたが(338個→192個)、大型個体は継続して確認されています。

宮城県の状況(5月20日発行ホタテガイ採苗通報(第5報))

ラーバは小型~大型が確認。大型はわずか。付着稚貝は継続して確認。

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次報は、6月1日頃に発行する予定です。