2021年ホタテガイ採苗情報(第8報)

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令和3年6月2日
協力機関:沿海振興局水産部・水産振興センター、関係漁業協同組合

唐丹湾で付着稚貝・ラーバ減少。広田湾で付着継続。

調査結果の概要

唐丹湾の水深10m層の水温は12.8℃で、昨年度同時期と比較して2℃高くなっています。透明度は11mでした。

唐丹湾において、ホタテガイ付着稚貝が27個/袋(採苗器7日間垂下)確認され、付着数は前回に引続き減少しました(144個→27個/袋/週)。付着直後の個体も少なく、前回まで継続していた付着は落ち着いたものと考えられます。広田湾泊においては、付着数が前回に引続き増加しました。

唐丹湾のホタテガイラーバは、殻長200μm未満の小型個体が44個/m3、200μm以上の大型個体が19個/m3確認され、ラーバ数も減少しました(192個→63個)。

青森県の状況(5月27日発行ホタテガイ採苗速報(第7号))

付着稚貝調査を実施。西湾で平年値並み、東湾で平年値の6割程の付着数。

宮城県の状況(5月27日発行ホタテガイ採苗通報(第6報)

ラーバは小型~大型が確認され大型はわずか。付着稚貝は継続して確認。

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次報は、6月9日頃に発行する予定です。