令和3年6月7日
本県10海里以内の表面水温は12～16℃台。平年より1～3℃程度高め
1. 水温分布(図1、図2、付表)
1)本県沿岸10海里以内の表面水温は12～16℃台。前年は11～13℃台であった。
2)5℃以下の水温帯は、表面では分布がみられず、100m深では県中部沖40海里に分布がみられた。
3)10℃以上の水温帯は、表面では本県沖に広く分布していた。100m深では県北部沖から県中部沖の70海里に分布していた。
図1 水温の分布(令和3年6月1～2日)
-
表面
-
100ｍ
図2 水温の分布(令和2年6月1～3日)
-
表面
-
100ｍ
2. 平年偏差(図3)
1)本県沿岸10海里以内は、表面では県北部沖から県南部沖で1～3℃程度高めであった。100m深では県中部沖で1～2℃程度高めであった。
2)表面水温は、県北部沖から県南部沖20～50海里で3～5℃程度高めであった。
3)100m深水温は、県中部沖40～50海里で1～3℃程度低め、県南部沖30～40海里で2～3℃程度高めであった。
図3 水温の平年偏差
-
表面
-
100ｍ
3.水温の鉛直分布(図4、付表)
1)本県沿岸10海里以内は、黒埼定線で8～15℃台、トドヶ埼定線で2～14℃台、尾埼定線で3～15℃台、椿島定線で9～16℃台であった。
2)5℃以下の水温帯は、黒埼定線では20～40海里の150m以深に分布していた。トドヶ埼定線では、10～20海里の150m以深及び30～40海里の300m以深に、尾埼定線では、10～30海里の250m以深に分布していた。椿島定線では20海里の150m以深、30～40海里の250m以深に分布していた。
3)10℃以上の水温帯は、沿岸域から沖合域までの、表面から100m深まで広く分布していた。
図4 水温の鉛直分布(令和3年6月1～2日)
4．統計的手法を用いた翌月の水温予測(詳細はPDF版に掲載)
予測される7月の水温は、100m深、各0海里定点の10m深ともに全ての定点で平年並みと予測
1予測時期
・7月上旬
2予測海域
・100m深水温は、黒埼定線、トドヶ埼定線、尾埼定線、椿島定線の距岸5、10、20、30、40、50海里(合計24定点)。
・10m深水温は、各定線の0海里定点(合計4定点)。