令和3年6月15日
協力機関:沿海振興局水産部・水産振興センター、関係漁業協同組合
付着稚貝数は低調に推移しています。
調査結果の概要
唐丹湾の水深10m層の水温は13.5℃で、昨年度同時期と比較して約2℃高くなっています。透明度は7mでした。
唐丹湾において、ホタテガイ付着稚貝が36個/袋(採苗器7日間垂下)確認され、付着数は前回に引続き少数となりました(45個→36個/袋/週)。県南部の他の調査点においても、付着数はわずかでした。釜石湾平田では、442個/袋(採苗器28日間垂下)の付着が確認されましたが、殻長1,500μm以上の個体が主体であり、付着直後の個体は確認されませんでした。
唐丹湾のホタテガイラーバは、殻長200μm未満の小型個体が66個/m3、200μm以上の大型個体が22個/m3確認され、大型個体の出現数は前回に引続き少数となりました。
宮城県の状況(6月14日発行ホタテガイ採苗通報(第8報))
週間の付着稚貝数が減少。